蜜月なカノジョ(番外編追加)
尚もブーブー拗ねるナオさんの背中をグイグイ押すと、やっと諦めたのか「じゃあベッドでいい子で待ってるのよ~」なんてほっぺにチューをしながらバスルームへと消えていった。
「……はぁ~。ナオさんとお風呂だなんてとんでもないよ…」
いくら女同士だとはいえ、あんなにパーフェクトボディ(ケイン風にね!)なナオさんと一緒に入るだなんて目のやり場に困るに決まってるよ。それと同時に自分のちんちくりんっぷりを痛感するはめになる。
何よりもドキドキが止まらなくて溺れ死んじゃうかもしれない。
百合っ気なんて微塵もないと思ってたけど、ナオさんといる時に感じる何とも言えないこの高揚感はもしかしたら自分がそっちの人間だったのだろうか…?
なんて、ちょっと自分の知らない自分に遭遇してしまったかのような気さえしてしまう。