お散歩
『どぉ‍?落ち着いた‍?』

「うん・・・ごめん、迷惑かけて」

『大丈夫だよ
気にしないで』

ゴシゴシ ゴシゴシ ゴシゴシ

『遥海』

「どうしたの‍?」

ゴシゴシ

『唇、そんなに強く擦ったら傷ついちゃう』

「でも!気持ち悪い・・・」

ゴシゴシ ゴシゴシ

パシッ

「放して」

『やだ』

「放してよ!気持ち悪いの!!」

『だめ、放さない
ねぇ、あいつにどこ触られて何された‍?』

「腕、掴まれて・・・唇舐められたり・・・舌、、、入れられた・・・」

『そっか・・・』

イライラする

なんなんだよあいつ!

後でもう1回殴りに・・・いや、精神的に追い詰めて・・・

「蓮、腕痛い」

『ごめっ!
遥海・・・ごめんね
俺、やっぱり何もしないなんて無理
あいつに触られてキスされたって、考えるだけでイライラする
もし嫌だったら、突き飛ばして』

「蓮‍?なにをッんん
んぁッ…んッ」

やだやだやだ

遥海にあいつが触ったなんて嫌だ!

もっと俺の事感じてよ、もっと・・・もっと!!

「んんん」ドンドンドンドン

『ごめん、苦しかった‍?』

「だいっじょうぶ・・・ハァハァ」

『遥海・・・嫌だったよね・・・ごめん』

「蓮・・・」

『俺っ、あいつと同じこと・・・』

「蓮、大丈夫だから」

『でも!気持ち悪かった・・・でしょ‍?』

「ううん、、、
気持ち悪くなかった・・・」

『ほんと・・・に‍?』

「うん」
< 21 / 97 >

この作品をシェア

pagetop