お散歩
そこからの出来事は、一瞬だった

俺を殺そうとしたやつが、鉄パイプを持って反撃をした・・・正確にはしようとした

蓮は、鉄パイプに怯むことなく、相手から鉄パイプを奪い取り、たった一発で相手を気絶させた

「大丈夫?」

その声で現実世界に引き戻された

『うん、ありがとう
君強いんだね』

「そんな事無いよ
俺の母さんとかの方がめちゃ強いから」

『そうだとしても、だよ
ねぇ、何歳なの?』

「来月で10」

『まじか、年下・・・』

「そっちは?
そっちは何歳なの」

『俺、14』

「名前は?俺は蓮」

『翼』

「ふーん」

聞いといてそれか

さすがに舐められるか

「翼、俺についてくる?」

『どこに?』

「イカツイおじさんのとこ
その様子じゃ、施設住みでしょ」

なんでこいつ・・・

僕、なにも言ってない

「違った?
それとも、きたくn
『行く!!』

じゃぁ、ついてきて」

最初は怖かった

でも、こいつに、蓮についてったら俺の知らない世界にいけると思ったんだ
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