お散歩
 +++千夜side+++

『おい、お前ら
 光翔さんと玲音さん、蓮に手分けして連絡しろ』

「分かった」

「千夜は、どうするんだよ」

『俺は、夏梅と行動する
 夏梅、良いな?』

「あぁ」

『涼浪は終わったらあの母親の身元特定をしろ
 俺から城島に連絡しておく』

「分かった
 蓮はどうするの?」

『蓮も後で合流すると思う
 どうなるかは秀人に伝えるから』

「大貴は?」

『大貴はあの女の尾行を頼む
 場所はわかり次第伝えるからそれまで待機してくれ』

「分かった
 下も数人出すか?」

『そうだな、4班から2,3人出してくれ』

「手配しておく」

『各自臨機応変に対応しろ
 行け』

「「おう」」

 俺の指示によって動くあいつらの姿は総長の俺をも超えるたくましさがある

『俺たちも行くぞ』

「どこに行くんだよ」

『遥海の所だ
 あいつが狙われてる』

「でも俺」

『そうだな、けど今はお前の感情より遥海の事を守るのが優先だ
 もしお前がこの間行ったことを後悔すんなら謝れ』

「そうだな」

『遥海の家まであと少しだ
 それまでに自分がどうしたいのか考えとけ』

「おう」

 ---千夜sideend---
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