お散歩
 〜〜〜♪

『はい神谷です』

「蓮、遥海が狙われてる」

 やっぱりか

『分かった、そっちは千夜の指示に従って
 俺は城島に行く』

「分かった、涼浪が後から城島に行くと思うからそのときに詳しく聞いて」

『分かった、さんきゅ秀人』

「おう」


 プツッ


『翼、出るぞ』

「どこ行くの?」

『城島に行く』

「分かった、蓮手出して」

『んあ?』

「包帯」

『今はそんなの』

「いいから出す!出さなきゃ縛ってでもこの部屋から出さないからな」

『分かった分かった
 ほら』

「何があったか知らないけど今は脳に酸素送って落ち着け」

『うん・・・』

 聞きたくないけど今回は聞かずにはいられないか・・・

「終った」

『さんきゅ、んじゃ行くぞ』

「おう
 今日は特別に俺が、運転してやる」

『えっ、翼運転できたの・・・』

「これでも一応は20歳だからな」

『そうだった・・・
 俺、翼より4歳年下なの忘れてた』

「お前なぁ
 まぁとりあえず乗れ」

『うん
 翼の車って自分で買ったの?』

「おう、それなりの給料は貰ってるからな
 金貯まってたからキャッシュで買った」

『新車?』

「おう」

『すご』

「そろそろ着くぞ」
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