お散歩

お菓子のさとるん

 +++さとるんside+++

 重役の方たちと蓮さん冬弥さん達が会議をやり始めて軽く1時間半はたった

 俺を含め5、6人は仕事が終わったため暇を持て余してる

 それは、彼女も同じ様だ

 さっきまで課題をやっていたためそれなりに時間を潰せていたようだが今はもう何をしたら良いのか分からないという顔をしている

 そうだ、お菓子持ってきて話しかけてみよ。

『彪我(ひゅうが)俺部屋行ってくる』

「おう、こっち任せとけ」

『サンキュー、すぐ戻る』

 お菓子〜お菓子〜

『るんるん るんるん』

「ぶべ」

『あっごめん、大丈夫?』

「大丈夫です
 すみません智(さとる)さん」

『俺はいいんだけど涼浪ここで何してたの?』

「ちょっと考え事を・・・」

『そうなんだ
 何考えてたの?』

「蓮の事考えてました
 なんであんなに頑張るのかなって」

『ん〜、蓮からしたら”頑張る”じゃないと思うんだよね
 確かに俺達からしたら、頭に任せればいいと思うとこもあるけど、蓮からしたら自分が大切な人を守るためにしてる事だと思うんだよね』

「なるほど・・・
 なんか今まで聞いた答えの中で一番しっくり来ました」

『あっそお?それなら良かった
 じゃぁねぇ〜』

 バンッ

 どのお菓子持ってこうかな・・・

 女の子だからチョコパイ?それとも飴ちゃん・・・


 ***


『彪我ありがと!戻った!』

「随分おそかっt・・・何そのお菓子の山
 なんでそんなに持ってきたの・・・」

『ん〜?あの子と一緒に食べようと思って持ってきたんだけど、女の子の好み知らないし、自分の食べたいの全部持ってきたら結構な量になっちゃって・・・てへへ
 彪我も食べる?』

「ゆっちゃんイカある?」

『あるよ〜』

「じゃぁ食う」

『おっけー
 ねぇねぇ、七彩ちゃん』

「はい」

『一緒にお菓子食べよ?』
 ---さとるんsideend---
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