想文-*ソウブン*-
6月になって、相変わらず
慶太先輩といい感じの菜緒。


…とはいかず、最近
慶太先輩が冷たい気がする。

帰りもバラバラになってるし、
デ-トもしなくなって…
心なしかメ-ルも冷たい。

もうすぐ慶太先輩の
誕生日なので、
今日は海斗にプレゼント選びに
付き合ってもらうことにした。

電車を降り、海斗に
慶太先輩の相談をしながら
街に向かって歩いていた。

「やっぱ部長だし、
部活大変なんかなぁ-?
海斗はさぁ-…」

菜緒が言い続けようとしたら
いきなり菜緒の前に
海斗が被さるように立った。

「ん?海斗?歩けないよ?」

「菜緒、前見たらあかん。」

「何で!?何があるの?
……慶太先輩…」
< 12 / 15 >

この作品をシェア

pagetop