夜宙と星の交わりは...
私がこの学校に通うことになったのは、
つい先日のことだった。
「よぞら。本当に大丈夫なのか?」
「う、うん。」
「すまんな。俺のせいで...」
「大丈夫だよ。まあ、少しはお父さんを恨んでるかもねw」
「そうか...おっ、着いたぞ」
私は父に連れられて父の会社の社長の家に着ていた。理由は父がずっと私のことを自慢していたようであることないこと色々いってしまったそうだ。それを社長が聞いて是非、家に来て欲しいと言われたのだ。
このために1週間、友達とも遊ばずに
ひたすら礼儀の勉強をしてきたのだ。
「うひゃ、でっかーい。」
「おーい。やっと来たか。
その子が娘さんかな?」
「は、はい!私、南 夜宙(みなみ よぞら)と申します。父がお世話になっております。」
「ふむ。そんなに気をひきしめることは無い。まだ高校生じゃ。楽にしておれ。」
「は、はい。ありがとうございます...」
社長と聞いて緊張していたが、案外親切そうな人で安心した。
「それじゃ、中にどーぞ!」
「それでは失礼します。」
私は父に次いで門をくぐった。