春色のletter
見かけは特に目立つこともない普通の先輩だった。


身長も170の私の方が少し大きいくらいで、彼氏にするのは避けたいタイプ。


その頃、背が高いことは一つのコンプレックスだった。


だから、その時は彼に何も感じなかった。


頭の中は「イラスト同好会に入るか入らないか」だけだった、はずだった。
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