春色のletter
ハルのおかげでやる気がでたこと。
前回書いていない身近なこと。
そして、携帯の番号を教えて欲しいと書いた。
私はハルの声が聞きたかった。
もちろん、自分の携帯番号とアドレスは書いた。
あと、タウン下北沢の園田さんが連絡を欲しがっていることも書いた。
私は、手紙に封をすると、それを持っているのが落ち着かなかった。
着替えてなかったのが幸いだった。
すぐに、その手紙を持って、武蔵野館を飛び出した。
もちろん、今投函したって、集配されるのは明日の朝だろう。
でも、私は儀式を終えておきたかった。
コンビニの前まで来ると、四角いポストにそっと差し入れた。