春色のletter
misakiさん達を見送って、オフィスに戻った。


「おい、みんな!夜梨がOKもらったぞ!」


佐伯さんはセクションルームに入るなり、大きな声で言った。


「おお!!」


セクションルーム内に歓声が上がった。


「おめでとう!」


「なんだ、やればできるんじゃん!」


「やったね!」


みんなが口々に笑顔で言ってくれた。


私はちょっと顔を赤らめながら、頭を下げた。


今までと違った空気を感じた。


席に座ると、隣の白井さんが笑顔で親指をグッと立てた。


私はぺこっと頭を下げた。
< 176 / 487 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop