春色のletter

「こんばんわ~」


「おお、いらっしゃい」


テーブル席は埋まってたけど、カウンターは空いていた。


星影さんに促されてそこに座った。


「仕事帰り?」


「ええ、まあ」


「食事は?」


「今済ませてきたとこ」


「そっか。じゃあ、何にする?」


「クリーム系のパスタを食べて来たんですが、何かさっぱりしたのを」


「そっか。OK」


彼はお酒の棚を見て、すぐにいくつかの瓶を取り出した。
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