春色のletter
第4章 大学の頃
「夜梨~、ずるい~!」
目の前で絵里がお尻を振りながら口をとがらせていた。
「えへへへ~」
私は福岡造形大学の推薦合格通知を手に、渡り廊下の手摺りに寄りかかっていた。
「私なんて3月まで試験勉強だっていうのに、夜梨、まだ1月で合格ってずるい~!」
「まあまあ、キミは普通の大学だから仕方ないねえ」
「いくら私立だって言ったって、合格早すぎでしょ?」
「いいじゃないの。残りの高校生活は有意義に過ごさせてもらうから」
「ぶうぅ~!」
目の前で絵里がお尻を振りながら口をとがらせていた。
「えへへへ~」
私は福岡造形大学の推薦合格通知を手に、渡り廊下の手摺りに寄りかかっていた。
「私なんて3月まで試験勉強だっていうのに、夜梨、まだ1月で合格ってずるい~!」
「まあまあ、キミは普通の大学だから仕方ないねえ」
「いくら私立だって言ったって、合格早すぎでしょ?」
「いいじゃないの。残りの高校生活は有意義に過ごさせてもらうから」
「ぶうぅ~!」