春色のletter
その雰囲気を朋子ちゃんが不思議そうに見ていた。


「もしかして…、お二人は付き合ってたんですか?」


「い、いや」


「ううん」


二人で慌てて首と手を振った。


「お、あのギターうまいな!」


「あ、ほんとですね-!」


朋子ちゃんは見事につられた。


(ハル、うまい)


私もついでに乗って、一緒にはしゃぎながら残りのバンドを楽しんだ。
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