春色のletter
「うちの店に来てもらえるなんて光栄だね」


「そういうオーナーもかっこいいですね~」


「そう?ありがと。で、何にする?」


星影さんが、四角い布のコースターを置きながら私を見た。


「私はお任せで」


私はいつもの台詞を言ったが、彼女たちも顔を見合わせた。


「じゃあ私も」


「私も」


「OK」


星影さんは、既に私たちの観察は終わってるようで、すぐに何かを作り始めた。
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