春色のletter
第6章 心の奥
デスクに座っていた佐伯さんの携帯が鳴った。
彼は表示された相手の名前を見て顔色を変えたように見えた。
「中野か?……わかった。すぐに行く」
彼はそう言って携帯を切った。
すぐに私と目が合った。
その表情にはいつもの余裕がなかった。
彼は表示された相手の名前を見て顔色を変えたように見えた。
「中野か?……わかった。すぐに行く」
彼はそう言って携帯を切った。
すぐに私と目が合った。
その表情にはいつもの余裕がなかった。