春色のletter
「会いたいな…」




つい、その言葉をつぶやいた。


私も、いつまでそれを我慢できるのだろう。


彼は今、どこにいるのだろう…




私は、その気持ちを抑えるように、まずはお風呂にゆっくりと入った。


そして、いつもの様に手紙を書いたつもりだったけど、最後に書いてしまった。




『今、どこにいるの?会いたいよ』




書き直そうかどうしようか悩んだ。


でも、翌日、そのまま封をすると、いつものコンビニの角のポストへ投函した。
< 397 / 487 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop