HARUKA~恋~
プロローグ
小さな水槽の中を悠々自適に泳ぐ金魚に餌をやる。
あの日の金魚はまだ生きてる。
口をパクパクさせて、「もっとちょうだい」
とせがんでくる。
その様子をじっと見つめる。
写り込む私の顔。
全反射して2匹になる金魚。
『好きだよ』
思い出すだけで右手に痺れを感じる。
私には、忘れられない夏がある。
あの夏は私にとって特別。
甘酸っぱくて爽やかな夏。
もう2度と戻らない夏…
永遠に続いて欲しかったけど、過ぎてしまうのがこの世の時間軸。
だけど、願っても良いだろうか。
あの夏は永遠だ、と…
あの日の金魚はまだ生きてる。
口をパクパクさせて、「もっとちょうだい」
とせがんでくる。
その様子をじっと見つめる。
写り込む私の顔。
全反射して2匹になる金魚。
『好きだよ』
思い出すだけで右手に痺れを感じる。
私には、忘れられない夏がある。
あの夏は私にとって特別。
甘酸っぱくて爽やかな夏。
もう2度と戻らない夏…
永遠に続いて欲しかったけど、過ぎてしまうのがこの世の時間軸。
だけど、願っても良いだろうか。
あの夏は永遠だ、と…