美称・臥龍 喬子の生き様
数日後の ある日。




喬子は、名刺のことを
慎平に 相談した。

すると、
有名俳優が多数所属する 大手事務所だと知り、

気になっていた喬子は、
もっと話を聞いてみたくて
電話を掛けた。



喬子に声を掛けた 名刺の男性は、
芸能プロダクション Gemma(ジェンマ)のスカウト&マネージメント、高沢透(たかざわとおる)。

喬子からの連絡に大喜びした高沢は、
「じつは、あるプロデューサーと うちの社長が 先にあなたを見掛けてまして、スカウトして来いとの事で、あの日、漸く探して 声を掛けたのですよ」
と言い、
喬子に会いたがっている そのプロデューサーに会いに行ってくれるよう、
喬子に告げた。



展開の読めない 人生初の出来事に
戸惑いもあったが、
自分の夢に繋がる仕事になるのかもしれない…と、
着実への道のりに 期待を抱き、
慎平と一緒に選んだ 贈り物のお気に入りハイヒールで
喬子は、
そのプロデューサーが居ると聞いた、
とあるロビーへと 向かった。


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