二人だけの約束
クリスマスツリーが色々な色に光ったりしてとても圧倒される

「…綺麗だなー」

私がそう言うと

「雪菜、こっち向いて」

そう言われて翔の方を向くと

翔の顔がいきなり近づいてきた

もしかしてキスされる?

そう思って目をつぶるけど

その感触はなく、代わりに首にひんやりした感触があった

首もとを見ると

「これは、ネックレス?」

可愛いリングネックレスが着いていた

「そう。しかも俺とお揃いのな」

そう言う翔は自分のネックレスを見せながら言った

「これ、いつ買ったの?」

「雪菜に便所行くって言った時に」

え?

私か首をかしげると

「実は、あの時便所には行かずにジュエリーショップに入ってたんだ。前から頼んでたネックレスを取りにな。サプライズしたかったから秘密にしてたんだ」
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