愛♡スクリーム!~君が好きだと叫びたい!~
好きだよと言えずに
家に帰ると帰りが遅すぎると母親に案の定凄い剣幕で怒られたけれど、私の元気の無さに気が付いたのか、あまり怒られなかった。
制服をハンガーにかけてから寝巻きに着替えて、スマートフォンのアラームをセットするとベッドに飛び込む。
やっぱり幼馴染みと言えども、相手はずっと小さい頃から恋をしてきた相手。
ショックじゃないと言えば、嘘になる。
でも今のこの距離感が心地良いと思ってしまって、ここままでも良いと思っている自分も居て、余計に複雑。
仰向けになり腕を閉じられた瞼の上に載せて、溜息を一つ。
私は直人のことが好きだ。
どうしようもないくらい好きだ。
だから、あの。
「それとも何。美月は俺にさっさと恋人作れって言ってるの?」
「・・・もういい。これ以上話しても意味ない。これ、金。・・・お前の気持ち、理解してやれなくて悪いな」
という言葉は正直心に深く、深く刺さった。
そう言いつつも二人分のお金を払おうと多めにお金を置いて行った直人。
いつもそんなことを言いながらも私のことを考えていてくれた直人。
目頭が熱くなって、腕に水のような感触があったけどこれは涙ではない。これは汗だ。
断じて泣いてなんかいない。
制服をハンガーにかけてから寝巻きに着替えて、スマートフォンのアラームをセットするとベッドに飛び込む。
やっぱり幼馴染みと言えども、相手はずっと小さい頃から恋をしてきた相手。
ショックじゃないと言えば、嘘になる。
でも今のこの距離感が心地良いと思ってしまって、ここままでも良いと思っている自分も居て、余計に複雑。
仰向けになり腕を閉じられた瞼の上に載せて、溜息を一つ。
私は直人のことが好きだ。
どうしようもないくらい好きだ。
だから、あの。
「それとも何。美月は俺にさっさと恋人作れって言ってるの?」
「・・・もういい。これ以上話しても意味ない。これ、金。・・・お前の気持ち、理解してやれなくて悪いな」
という言葉は正直心に深く、深く刺さった。
そう言いつつも二人分のお金を払おうと多めにお金を置いて行った直人。
いつもそんなことを言いながらも私のことを考えていてくれた直人。
目頭が熱くなって、腕に水のような感触があったけどこれは涙ではない。これは汗だ。
断じて泣いてなんかいない。