幸せの構図
私はやはりすーちゃんにはかなわないのかもしれないと、少しくじけそうになった。しかし憎しみに類似した嫉妬や彼女に対する敵対心のようなものは一切なかった。

私は私、だった。

「じゃ、先生は平塚駅でのことも知ってますよね」

「もちろん!ありゃあ今で言うストーカー行為だよね」

「ホントですよね。でもその熱意にすーちゃんは負けてしまった・・・」

「そうね、でも私は反対したんだよ」
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