幸せの構図
「彼らとは同じ秋田にいて一度も会えてないけど、ひょんなことから別路線で接点ができてさ、近々連絡して酒でも飲もうかと思っていたんだけど」

「そうなんだぁ。すーちゃん、結婚して1年もたってないんだよ」

「この前後藤さんからすーちゃんの結婚の話しを聞いたばかりなのに・・・どういう心境でいていいのやらわからなくなったよ。結婚したって聞いて正直喜んでいたんだ」

「そうなんだぁ。ひろしの中にはもうすーちゃんはいないの?」

「いや、俺の中ではすーちゃんはいつまでもすーちゃんだよ。でもちゃんと自分の中でケジメはつけてるんだけどね」

「ふ~ん、なんだか大人だね。私にはよくわかんないけど、すーちゃんがうらやましいな。だから何で一緒にならなかったのか不思議だな」

「まぁ、そっから俺の転落人生が始まったんだけどね」
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