幸せの構図
「絆」という字は糸へんに「半」と書く。自己流の見立てだが、半分と半分が紡ぎ合ってより強い糸ができる。そんな先人の想いが宿っているような気がして仕方がない。螺旋を描きながら互いに絡み合って紡いだ糸はそう簡単にはほどけない。

そんな想いを巡らせるほどに渋谷の街は混雑でクルマもなかなか進めなかった。
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