幸せの構図
「お、反応が早いな。なにかな」

「それ、恋愛と関係ないじゃん」

クスクスっと周りが互いの顔を見合った。

「まぁ、そうだな。それに恋愛はまだ君たちにはまだ早いかもだしな」

ちょっと不満げな空気が流れた。

同じ子が言った。

「だったら今日はなんについて話してくれるんだ?」

「いや、先生はあまり話さないよ。君たちが話すんだ」

「まったく意味わかんねえなぁ。第一生まれてきた理由なんか分かるわけないし」
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