三次元に、恋をした。
あっという間に平らげ完食した。

綺麗になくなった料理のお皿を、これまた2人で並んで洗う。

私がしますから、と彼に言ったのだけど2人でした方が早いからと今に至る。

右側に成瀬さんがいるんだけど、やたらそっちの方だけが身体が熱く感じる。

意識するなといっても身体は正直みたい。

洗い物を終えソファーに腰を下ろした成瀬さん。

私はその少し横に距離を置いて床に座った。


「……こっち、おいで?」

クッションを抱き抱えながらも彼は私に促す。
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