三次元に、恋をした。
「ど、どう言うこと…… ですか?」

「おもてなし、って言うのは後付けで。 本当の目的は相澤さんと恋人っぽいことをすることがここに来た理由なんだ 」


あ、……なんとなく点と点が繋がった、かも。

やたら距離感が近いのも、少し感じたドキドキも。

きっと、それのせいだ。

「怒った?」

「いいえ。 これがこの前のお礼になるのなら… 」

元々、私にはおもてなしなんて何をすればいいのかわからなかったし。

彼がこれで気がすむのなら、安いもんだ。
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