三次元に、恋をした。
悲しい、虚しかった、と言ってしまうには呆気なくて。

所詮、彼はそういう人だ。

恋愛がご無沙汰すぎて私の気持ちが誤作動を起こしただけ。

ただそれだけの話。

私は、彼が嫌いだ。

胸の中にチクリと刺さる針のような痛さは時期になくなるだろう。

「先輩は、大丈夫なんですか?」

「ん、……何が?」

「その 歳三さんへの、気持ちと言いますか… なんと言うか…… 」
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