三次元に、恋をした。
「もしもし…… 」



_____び、びっくりした。

冗談なのかもしれないが、あんな顔で見られたら誰だって本気にしてしまう。

しかも、現に私は少なからず成瀬さんに対して興味がある訳であって。

そんな、むやみやたらにしないでくれ。

こちらの心臓が持たない。


「………わかった。すぐ戻る」

少し不機嫌にも電話を切った彼。

「ごめん。なんかトラブったらしい」
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