三次元に、恋をした。
きっちり定時でタイムカードを押したならば、そこから私の娯楽への始まりだ。

帰宅途中に本屋さんやレンタルショップをはしごして家路に着いたならば夜ご飯もそこそこに空想の世界へ。

『三度の飯より漫画が好き』

私にはぴったりな言葉だと思う。

部屋には本棚に入りきらないほどの漫画の数々。

このご時世、SNSで色々な情報を教えてくれるから新作や発売日のチェックは入念にしている。

そんな私の趣味を歴代の受付の子達は知っているのだが、口を揃えて「もったいない!」と言われる。
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