貴族とガーゴイル
―――はずなのに
――――――今日!!!
バキッッッ
金箔が貼ってある、無意味に豪華な壁時計を手に取りシャンデリアに投げ付ける
直後、繊細なガラスのシャンデリアは見事に吹き飛び、細かいガラスが絹のベットに降り注ぐ
職人が見たら廃人になりそうな光景だ
「坊ちゃまアア!!!」
次の瞬間漆塗りのドアを蹴破り、大理石のテーブルの上をトイレ用スリッパで走ってきた奴
シグレ・ウラガ(85)
私の執事だ