ガラスの心に気づいたなら 〜 1




『っ…離して!!やめて!!』

『ごめんな…玲奈。』




っ!!!





わたしは思わず康介の腕を強く振り払ってしまった。

顔を上げると、傷ついたような顔をした康介がいた。

「っ….」

ごめん…

康介とわたしの間に気まづい沈黙が流れた。

康介と気まずくなったことなんてないのに…
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