ガラスの心に気づいたなら 〜 1
プロローグ
TO BE CONTINUED...
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私の運命の風向きを変えた男は、どこまでも強く、残酷で、ー…
闇色に底光りする彼の瞳はどこまでも黒く深い。
月光に浮き上がる彼の赤は、完全なるDEVIL。
彼に名など必要なければ、存在さえしない。
どんなに暗く濁った世界であっても、決して絶えない光を放つ彼に、いつの日かわたしもなれるのだろうか。
名はあるが光らない。
名はないが光る。
真っ暗闇の中、月光を浴びる彼になりたい。
想像を絶する物語が、今、幕をあける。
ー…………そして、どこまでも優しかった。
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-ーー桜の花びらの奥で芽吹いた青春を、きっと忘れないー---
毎朝寝癖が跳ねてるところとか、
上下ねずみ色の服を着ているところとか、
くだらない話ばかりしているところとか、
ちょっと猫背なところとか、
大きな声でくしゃみをするところとか、
マイペースなところとか、
冗談ばかり言っているところとか、
好きになる要素なんて絶対にない君なのに…
君のくしゃっとした笑顔で胸があったかくなったり…。
君なんて全然恋愛対象なんかに入らないのに…
君の冗談に笑ってしまうのはなぜ?
ねえ、この気持ちって…なに?
綾瀬穂花 (Ayase Honoka)
いつも一人で桜を見上げている少し変わった少女。
結城悠 (Yuki Yu)
冗談ばかり言っているマイペースなムードメーカー。
君の冗談の本当の意味、わたしはまだ知らなかった。
ー今だから届けたい。
わたしの大好きなヒーローにー--…
*タイトル:君じゃないとダメなんだ(完)→ HEROへエールを(完)→ HEROに花束を(完)
2018 START〜
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同じ音を聞いている。
同じ景色を見ている。
同じ空間にいる。
ただ違うのは…想いだけ。
君の瞳にわたしが映っても、心をわたしで染めることはないだろう。
橘 玲
Tachibana Lei
笑顔で身を守る、ヒロインのライバルA
X
相川修二
Aikawa Shuji
お姫様一途のクールで優しすぎる王子様。
桜の花が咲き乱れる時、
きっと恋は動き出す。
少女漫画のライバルは、
純粋で心優しいヒロインには勝てない宿命。
「俺がいるから安心しろ。」
なのに…どうしてわたしを惑わすの?
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