ガラスの心に気づいたなら 〜 1
俺たちは結局夜中までベラベラと適当に話していて、気づいたら1時を回っていた。

「腹減ったー。」俺はお腹を押さえた。

夕飯食ってないんだった。死にそー。

「コンビニでなんか買ってこいよ。」翔太が言った。

「そーだな。買ってくるわ。」

アパートを出ると、俺は真夜中の道を歩いた。

どこかで工事現場の音がする。酔っ払いが道に転がっている。

不気味に静まった街は寝静まっている。
俺はコンビニに行くと適当にパンを掴み、肌寒い道を急いだ。
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