ガラスの心に気づいたなら 〜 1
もし昨日あのままだったら…そう思うと恐ろしくなって、勢いに恐怖を感じて、眠っているあーたんの小さな手を握りしめた。

ごめん…

「あっ、起きた?」頭上から声がして、不審に思い顔を上げようとしたら、まためまいが襲った。

「ちゃんと寝てないとダメじゃないっすか!」押すように肩に手が伸びてきて、反射的に振り払おうとしたが、今のわたしにはそんな力などなく、そのまま倒れこんでしまった。

「っ、あぶない。」

慌てて枕を背中下に入れてくれた。
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