ガラスの心に気づいたなら 〜 1
その時、「あ、起きたんだ…って…っ///」
声がしたけどわやしはぼんやりと天井を見上げていた。
こいつも起きたか…勝ち目はなさそうだ。
奥にもう一人机に突っ伏して眠っている人がいる。
犯罪をしそうな人には見えない、真面目そうな青年だ。まあ人は見かけによらないというし…。
周りで何やらウザ男とヤンキーらしき男が話している。
わたしは隣で眠るあーたんを引き寄せて、そのまま目を閉じた。
もうどうにでもなれ。
だけどすぐにヤンキーの声が頭上でした。
「名前なんていうの?」
軽そー。
わたしは無言だ。目も開けてすらいない。
「ねー、聞こえんてるんでしょー。無視しないでよー。」
そういえば、ウザ男は敬語だったな…って、何を今更。
「おい、んだよ生意気だなー。美人だからって調子のんなよ。」
一人で喋ってキレる男。
ばか。おそうななら早く襲ってよ。
何よ、じれったい。
みんなして何なの。