ガラスの心に気づいたなら 〜 1
「わたし、老けて見えるから…」
「ぷっ。」

わたしは眉をひそめた。何よ。

「ふ、老けてって、くっ、あ、あはははは!」

なんなのよ。変な奴。

だけどこんなへんなやつと会話してる自分もきっとへんだ。

涙を拭う康介はなんだか可愛く見えた、「てっきり社会人か大学生かと思ってた。大人っぽいんだな、玲奈。」

っ…名前で呼ばれた。
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