ガラスの心に気づいたなら 〜 1


「あーたん、行くよ。」


小さな小さな手を握って、カプセルホテルを出る。


早く貯金を貯めて家を借りたい。


だけど中々借りれるアパートはなく、ホテルを転々と回る不安定な生活が続いている。

これでもわたしは一応…華の高校生だ。

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