ガラスの心に気づいたなら 〜 1


「時間はまだまだあるんだからさ。」


いつも焦ってた。


なんでかわかんないけど何かに追われてる気がして、焦ってた。


まだまだ頑張れるって思ったら、なんかわかんないけど視界がにじんできた。


康介はそんなわたしを見て、自分まで泣きそうな顔をした。


「なんで…康介が…かなしそうにするのっ…?」


なんでよ。

なんでわたしのために悲しくなってくれてるの…?


腹部が痛くてわたしはよこにあったゴミ箱をとって吐いた。

感情が入り決まって息ができなくなって吐いた。

「っ…ぉえ…」

康介はそんなわたしの背中を嫌がらずに撫でてくれた。

何度もなんども謝りながら…
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