ガラスの心に気づいたなら 〜 1
そのあと康介は氷を持ってきてくれて、額と腹部の上に置いてくれた。

「さらに弱っちゃったな。ごめんな。」

優しすぎるよ。

わたし…その優しさに甘えちゃうよ?

「到底この家から出れそうにねーな。」そう目尻を下げて申し訳なさそうに笑う康介は優しすぎる。

「わたし…ほんとに出ないかもよ?」

「いつまでもいろよ。俺は大歓迎だけど?」

っ…
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