信じることはとても愚かで美しい。



つまらない。


つまらない。


そんな日常に少し嫌気がさした私は、双竜を抜けて聖華に入ったすぐにあることを始めた。


それは。


帰宅してすぐに暑いカツラを放り投げ、スカートを脱いで部屋にドーナツを作る。


そのままの恰好で予習復習を終わらせ、夕食を作り…気づいたら10時。


そろそろかな…。


「よし、行くか…」


そう呟いて再び転がっているカツラを被り、スカートをはく。


今度は自分の好きな短さまで折って。


スマホをポケットに入れて家を出る。


そして向かったところは…。




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