信じることはとても愚かで美しい。
「「「姉貴~!」」」
え…。
なんか、泣き出したし。
てか姉貴…。
なんでこうなった。
「神っすか」
神じゃないし。
「天使…」
天使じゃねぇよ。
「結婚して…」
無理。
なんだ、この六人。
思わず心の声が出るぞおい。
真顔でツッコんでいると。
「ブハッ」
という声がドアから聞こえて。
蓮がお腹を抱えて笑っていた。
「ツッコミ鋭すぎだろ…!」
笑いながらいう蓮。
「…笑ってないで。なんかいいに来たんじゃないの?」
怒りと恥ずかしさが混じった顔でそう問う。
「あぁ、そうだった。ちゃんとここの紹介とお前の立場を決めないとと思って。」
お前、今立てるかと聞かれて。
グルグルと足を回す。
あ、だいぶマシっぽい。