信じることはとても愚かで美しい。
「うしっ行くか」
竜の掛け声と共にザッと土を歩く音が静かな夜道に響く。
蓮はカチャッとメガネをかけてケンカモードに。
氷河も凛とした目をしていて。
…昨日と大違いだな、なんて思ったり。
「ひよこ姉貴のケンカ、見れるんすね!」
「あの回し蹴り?習得するぜ!」
この雰囲気に合わない浮ついた声でコソコソとはしゃいでいるのはあの六人。
毎回、六人って言うのはめんどくさいから「ひ、ひどいっす!」しょうがないから「ひどい…っ」名前を…「おっ、遂に紹介っすか!?」
…。
「うるさいっ!」
私の喝にシュンとした六人。
あ、静かになった。
…ということで。
やす、たっつ、きー君、タク、みっくん、はる。
特徴は…ない!
えーっというブーイングが入りましたが無視で。
とりあえず、今のところのくくりは六人が一番言いやすいしー…。
まぁ、適当で!
「「「ちょーーーー!?」」」
なんてことをしてたら。
「あ、着いたよー」
麗に言われた。