信じることはとても愚かで美しい。



目の前の奴のみぞ内に蹴りを入れればそいつはあっけなく崩れ落ちた。


更にそいつの上から拳を振り下ろしてくる奴を背負い投げで倒す。


「ぬるいんだよ。なめんな。」


遅い拳。


遅い動き。


遅い避け方。


ぬるすぎる。


楽しくない。


周りを見ると、いつの間にか立っている奴らは3人で。


蓮も竜も氷河も麗も、あの六人も。


既に息が上がってきつそうなあいつらに対して、息一つ上がらず涼しい顔で立っている。


「お、お前ら一体…」


さっきの威勢はどこへやら。


怯えたように聞いてくるリーダーらしき奴に。


「通りすがりの昇爛だよ」


と言って蹴りをお見舞いする蓮。


めっちゃフォーム綺麗…。


麗も何て言うか…美しい…。


氷河の蹴りは滑らかだな。


って、コメントしてるうちに終わっちゃったじゃん!


あーもったいないー!




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