俺様御曹司とナイショの社内恋愛
「そんなわけで、うちの会社はOtomotionと提携してるんだけど、ここ数年売り上げは落ち込んでる。
理由は簡単。ヒットメーカーだったディレクターが、若手クリエイター数人を引き連れて独立しちゃったから。
本音を言えば、うちもそちらと組みたいところだけど、Otomotionへの義理があるから契約するのは無理だ」
こころなしか白石が表情を硬くする。
前の担当者が匙を投げ、放置案件になっていたのを、白石が拾って担当することにしたという。
「周りには、やめとけって止められたけどね」
うっすら笑んでみせる。
乙女ゲーム・・・それであの、女性対象のアンケートを。
午前中渡された資料の内容に合点がゆく。
「でも・・どうやって売り上げを作るんですか。その、Otomotionさんで」
きまってるだろ、と白石はこともなげに言う。
「ヒット作を出してもらうんだ、これから」
理由は簡単。ヒットメーカーだったディレクターが、若手クリエイター数人を引き連れて独立しちゃったから。
本音を言えば、うちもそちらと組みたいところだけど、Otomotionへの義理があるから契約するのは無理だ」
こころなしか白石が表情を硬くする。
前の担当者が匙を投げ、放置案件になっていたのを、白石が拾って担当することにしたという。
「周りには、やめとけって止められたけどね」
うっすら笑んでみせる。
乙女ゲーム・・・それであの、女性対象のアンケートを。
午前中渡された資料の内容に合点がゆく。
「でも・・どうやって売り上げを作るんですか。その、Otomotionさんで」
きまってるだろ、と白石はこともなげに言う。
「ヒット作を出してもらうんだ、これから」