俺様御曹司とナイショの社内恋愛
「せっかく密室なのに。最近のエレベーターってたいてい監視カメラがついてるから、イケナイことはできないけどね」

すぐに現実という地平に引き戻される。

やっぱりどこかで誰かに見られてるかもしれないと思うとな・・・とブツブツつぶやいている。

仕事のためとはいえ、人前でさんざん恥ずかしいポーズはとらせたくせに、である。

手をつないで見上げる都会の空は、厚いスモッグに覆われているのか、星はほとんど見えない。

それであっても、満天の星空にひけをとらないほど美しく、そのときの郁の目には映った。


願わくば、彼の目にもそう映っていますように———
< 58 / 63 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop