教室の隅のアノ娘。
私は凉原 梓 ( すずはら あずさ ) 。

今年で16歳になる、華の女子高生だ。

これから新しい友達がたくさんできて、
新しい思い出がたくさんできるはずだった。

_____


私は1-6組に配属された。

まだ歴史が浅く、そこそこ綺麗な校舎内を歩き、自身のクラスを見つけると高鳴る胸を抑えてクラスに入った。

扉の先には楽しそうに笑うクラスメートがたくさんいた。

自身の机に鞄を置いて、仲間に入ろうとある女の子のグループに入っていった。
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