絶対に叶わない恋に恋する
Story.3 隆太の気持ち
《隆太side》

遊園地であの二人と別れたあと、優翔がこんなことを言ってきた。

優「今日は楽しかったね!またみんなでいこ~う?」

隆「そうだな...!!」

優「でねー、1つ思ったんだけど...隆ちゃん。もしかして...まなみちゃんのこと好きなんじゃない?」


ドキっっ...

からだが焼けるよう急に熱くなって、大きな音で脈を打っているのがわかった。

なんで。ばれたんだよ。

隆「...ば...れちゃったかぁー!!」

優「ばればれだよ?」

隆「...んー。なんか惹かれるんだよね。あのこ。見てると、俺がなんとかしたくなる...つーかんじ...かな!!」

優「ふぅ~ん」

ニヤニヤしながら言う優翔に少し腹が立った。

優「今度、デートしよ?って頼んだら?」

隆「おまっ.../////ばかかよ!!言えるわけねぇだろ!」

その時。司がいきなり言った。

司「じゃあ。俺がデートしようかな。」

って。珍しく真顔で。


これはどっちだ?からかわれてるのか?

それとも...




それとも...





司...お前。





本気...なのか?


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