君を愛した時間〜残した宝物
出会い
開店してから30分くらいすると、呼び込みをしなくても、お客さんが店に入って来てくれていたが、お昼になると、お客さんの出入りが止まった。
「おばちゃん!」
私は外に居る、おばちゃんの元へ行った。
「あっセラ、…お客の足が止まったねぇ」
おばちゃんは、首元に巻いてあるタオルで額の汗を拭いながら言った。
「んー…おばちゃん!お昼食べてきてよ!」
私は、おばちゃんの肩を揉みながら言った、おばちゃんの肩はカチカチに硬かった。
「まだいいよ、先にセラ食べてきなさい」
おばちゃんは、私の手をトントンっと、優しく叩いた。
「私まだ、お腹空いてないもん!忙しいと、ゆっくりご飯食べられないから、今食べて来なよ…ねっ!」
私は後ろから覗き込むように言った。
「だったらセラ食べてきなさい、ゆっくり休んで、おばちゃんは後1〜2組入れたいから」
「だったら、私が頑張って、お客さん入れるわよ!」
「ちょっと待って!」
おばちゃんは背を向けたまま、後ろに居る私に向って右手を出し人差し指を一本立てた。
「何?」
「セラ…あの、お客さん」
「おばちゃん!」
私は外に居る、おばちゃんの元へ行った。
「あっセラ、…お客の足が止まったねぇ」
おばちゃんは、首元に巻いてあるタオルで額の汗を拭いながら言った。
「んー…おばちゃん!お昼食べてきてよ!」
私は、おばちゃんの肩を揉みながら言った、おばちゃんの肩はカチカチに硬かった。
「まだいいよ、先にセラ食べてきなさい」
おばちゃんは、私の手をトントンっと、優しく叩いた。
「私まだ、お腹空いてないもん!忙しいと、ゆっくりご飯食べられないから、今食べて来なよ…ねっ!」
私は後ろから覗き込むように言った。
「だったらセラ食べてきなさい、ゆっくり休んで、おばちゃんは後1〜2組入れたいから」
「だったら、私が頑張って、お客さん入れるわよ!」
「ちょっと待って!」
おばちゃんは背を向けたまま、後ろに居る私に向って右手を出し人差し指を一本立てた。
「何?」
「セラ…あの、お客さん」