先生って言う名前の人
先生を玄関まで見送って、ドアを閉めるとすぐ、おばあちゃんはあたしの腕を掴んで聞いて来た。
「どうだった?」
「、、どうってなにが?
すごく楽しかったよ」
「なにがって華ちゃん、、
もう〜まだまだこどもなのね」
おばあちゃんはあたしの顔を見て自己解決したかのように、ふふふと笑ってリビングに戻っていった。
おばあちゃんは時々、あたしの反応を見て楽しんでるような顔をする。
あたしの考えてることとか、
あたしの身に起こったこととか、
たぶん全部バレてるんだろうな。
なんだかわかんないけど、
おばあちゃんありがと。